『この映画は子供向けに作られました。』
『この映画は大人向きです。』
『この映画は大人向きです。』
MAYU
あれ?同じような文なのに『向け』と『向き』と違う言葉を使っていますね。この2つの表現は何が違うの?今日はそんな疑問にお答えしていきます。
〜向け の意味
【例文】この映画は子供向けに作られました。
『向け』には、意図的に(わざと)”その人たちのために”作ったという意味があります。
例えば子供向けにというと、ディズニーの映画や日本のアニメなど、子供たちが好きそうな分かりやすいものが多いと思います。これは子供が好きなものをわざと作っていますね。
そのため、『女性向けに作る』『若い人向けにできている』など、〇〇向けに+動詞のような文型で言われることが多いです。
〜向き の意味
【例文】この映画は大人向きです。
〜向きには、その人が〇〇という対象に対してちょうどいい、おすすめできるなどの感想のような意味があり、製作者が意図的に作ったものではないということです。
例えば大人向きの映画だと、少し過激なシーンがあったり、内容が難しいなどのものが考えられますが、難しさや過激かどうかは人によって感想が異なります。
これは個人の感想であるため、〜向きを使う場合は『女性向きだと思う。』『これは若い人向きです。』などのように、〜思うなどの感想を言う際に使う動詞または、〜ですのように文を終わらせる文型が多いです。
〜向け・〜向きの違いまとめ
いかがでしたか?
意図して作ったものに対しては〜向け、感想の時は〜向き、と覚えると覚えやすいですね。
小さな違いですが、細かいミスをなくしていくことでより日本語ネイティブのような会話に近づいていきますので、一緒に頑張りましょう♩
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