日本語の助詞
日本語の助詞は、文の中で言葉と言葉をつなぐ役割があります。全ての助詞に意味・使い方があるのですが、同じ助詞でも複数の意味・使い方があるものが多いので、覚えるのが難しく感じる学習者が多いです。助詞が違うと文の意味が変わってしまい、うまく伝わらない場合もあるので気をつけましょう。

MAYU
今回は簡単にいつでも見返せるように、よく使う助詞を1つの表にまとめました。
日本語 助詞 一覧 (かんたん早覚え表)
※よく使う助詞の意味と使い方を簡単に分かるようにまとめています。詳しく勉強するともっと色々な意味や使い方があるものもありますが、まず最初は基本として、これで覚えてみてください。
| 助詞 | 意味 | 例文 | 
は | 
①主語のあと(after subject) ②形容詞の前(before adjective) ※”は”の後の情報がもっと重要、すでに知っている情報や、一般的に考えられることに使う ③対比  | 
①あの人は、先生です。 ②ラーメンは、おいしいです。 ③犬はすきですが、猫はきらいです。  | 
が | 
①主語のあと(after subject) ②形容詞の前(before adjective) ※”が”の前の情報がもっと重要、聞き手にとって新しい情報に使うことも多い  | 
①母がプレゼントをくれました。 ②あのお店のピザが好きです。  | 
を | 
①目的語のあと(after object) 目的語/object=何/what ②場所(place) ・特定の場所の中を動く  | 
①すしを食べます。 ①日本語をべんきょうします。 ②毎朝、公園を散歩します。 ③日本を旅行しました。  | 
に(へ) | 
①場所(place) ・移動/movement(行く、引っこす) ・存在/existence(いる、ある、住む) ②動作が向かう方向(to, towards to, for) ③動作をした人(by someone) ※”へ”は少し丁寧な言い方で、①②の意味のときは使うことができる  | 
①日本に行きます。(移動) ①アメリカに住んでいます。(存在) ②かぞくに、朝ごはんを作ります。 ②かのじょにケーキを買います。 ③友達に、プレゼントをもらいました。  | 
で | 
①場所(place) ・特定の場所で動作をする/making actions(食べる・勉強する、買う) ②方法・手段 (by something, some way)  | 
①日本ですしを食べます。 ①服屋で服を買いました。 ②ラーメンをはしで食べます。 ②くるまでショッピングモールに行きます。  | 
と | 
①名詞を2つ以上言う(and) ②一緒に(with (someone))  | 
①山と海がきれいです。 ②先週は、友達と映画を見ました。  | 
や (など) | 
①名詞を2つ以上言う(and) ※”〜と”は限定的、”〜や…など”は複数ある中で例をいくつか言うとき(”など”はetc.の意味で、なくてもOK)  | 
①日本で、寿司やラーメン(など)を食べました。(他にも食べた) ※日本で寿司とラーメンを食べました。(食べたものは寿司とラーメンだけ)  | 
か | 
①どちらか、どれか(or) | ①オレンジ色か赤、どっちの色がすきですか? ①カレーかオムライスを食べたいです。  | 
から | 
①動作・場所の始まり(from) | ①こどもはコンビニから学校まで歩きます。 ①ともだちから、プレゼントをもらいました。  | 
まで | 
①動作・場所の終わり(to, until) ※”時間+まで”は、動作をその時間まで続けるというときに使う(keep doing the action until the time)  | 
①10時までべんきょうします。 ①公園まで、走って行きました。  | 
までに | 
①動作の完了(by) ※”時間+までに”は、動作がその時間までに完了するというときに使う(you will be done your action by the time  | 
①8時30分までにがっこうに行きます。①20時までにしゅくだいをおわらせます。 | 
の | 
①名詞+名詞(of) | ・わたしの母 ・かのじょのかばん ・Appleのiphone  | 
も | 
①同じ(also) ②数が大きい・小さいを強調(emphasizing quantity)  | 
①私は日本人です。彼も日本人です。 ②昨日ビールを15杯も飲みました。(多いを強調) ②宿題が1つも終わりませんでした。(少ないを強調)  | 
ね | 
①文の最後に使う、相手と情報を確認、共感(confirming information, empathizing the feeling ) | ①今日は寒いですね。(相手も自分も同じ場所にいる、共感) ②パーティは8時からですね。(情報の確認)  | 
よ | 
①文の最後に使う、新しい情報を伝える(telling the new information) | ①今日、東京は寒いですよ。(相手は違う場所にいる) | 
日本語 助詞 まとめ
日本語の助詞はよくある間違いの1つなので、ここを間違えないようにできるとさらに日本語が上手に聞こえます。一緒に頑張って覚えましょう!

MAYU
他に分からない助詞があればコメントやメッセージで聞いてくださいね。

  
  
  
  


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