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【日本語文法】そうだ・らしい・ようだ ・みたいだ の違いと使い方【伝聞・推量】

よくある間違い
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伝聞・推量の『そうだ・らしい・ようだ ・みたいだ』

①彼女は来週の日曜日、日本に行くそうです。
②彼女は来週の日曜日、日本に行くらしいです。

③彼女は来週の日曜日、日本に行くようです。
④彼女は来週の日曜日、日本に行くみたいです。

どれもよく見る文型ですが、違いを説明するとなると難しい方も多いのではないでしょうか。意味は『伝聞』や『推量』ですが、どれも似ているように感じます。今回はこれらの表現の違いや、それぞれの使い方を詳しく説明していきます。

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『そうだ』の使い方

・外部から知った情報(誰かから聞いたこと、ニュースや記事などで見た情報)の伝聞
・動詞・名詞・形容詞の普通形+そうだ
・”らしい”よりも感心度合いが高い
この場合、あなたは誰かからこの情報を聞いたり、ネットなどで調べて知ったりして、ただそれを他の人に伝えているという状況です。自分自身の気持ちや意見などはなく、ただ別の場所で知った情報を周りに伝えています。
上記のイラストの場合、この人はパソコンで歌手がイギリスへ行くことを知り、それを友達などに伝えたいときに使える表現になります。
※『そうだ』は、直後に起こる可能性の予想(about to happen)という意味もあります。接続は”動詞ます形+そうだ”です。間違えないように注意しましょう。

 

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『らしい』の意味と使い方

・外部から知った情報(誰かから聞いたこと、ニュースや記事などで見た情報)の伝聞
・動詞・名詞・形容詞の普通形+らしい
・”そうだ”より他人事・客観的で、話し手の気持ちは弱い
らしいにも推量の意味があありますが、ほとんどの場合は伝聞からの推量という形で使うことが多いので、ここはあまり深く考えず一旦伝聞の言葉として覚えていいと思います。(推量の場合は”ようだ”と同じ使い方になります。)
上記イラストの場合、田中さんが旅行に行くことを誰かから聞いて、それをまた別の人に伝えている、という状況です。

 

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『ようだ』の使い方

・自分が実際に見たことなどからの推量(予想)
・話し手の主観が強い
・動詞・名詞・形容詞の普通形+ようだ
・フォーマルな表現なので日常会話ではあまり使わない
・書き言葉にも使われる
この場合、あなたが実際に自分の目で何かを見たり、匂いを感じたり、食べて味わったりして、そこから何かを推測するときに使います。”そうだ”との違いは、情報源が他にあるか、あなた自身かということです。
名詞の時は『〜のようだ』、な形容詞の時は『〜なようだ』になるので注意しましょう。
上記イラストの場合、彼女の様子を自分で見て彼女は疲れていると判断している、という状況です。

 

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『みたい』の意味と使い方

・”ようだ”と同じ意味で自分の五感からの判断や予想に使う
・ようだよりカジュアルな場面で使う話し言葉

 

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『そうだ・みたい・らしい・ようだ』の違いまとめ

分かりやすいように、意味と使い方の違いを表にまとめました。

そうだ らしい ようだ みたいだ
接続 動詞・名詞・形容詞の普通形+そうだ 動詞・名詞・形容詞の普通形+らしい 動詞・名詞・形容詞の普通形+ようだ 動詞・名詞・形容詞の普通形+みたいだ
意味 伝聞
他からの情報を別の人に伝える
伝聞・推量
他からの情報を別の人に伝える
推量
自分の五感からの予想
推量
自分の五感からの予想
(ようだよりカジュアル)
関心度 高い 低い やや高い やや高い
日常会話
使用頻度
たまに使う よく使う あまり使わない(少しフォーマル) よく使う

※”〜だろう”は、周りからの情報を必要とせず、ただ自分が予想するときに使う表現で、上記とは使い方が少し違います。

 

MAYU
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いかがでしたか?この文法たちは会話でも試験でもよく使います。分からない時はそのままにせず、分かるまで何度も繰り返し練習しましょう。もし質問があればコメントや質問ページから聞いてくださいね!!

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